基礎トレ、大変ですよね。
お子さんをSAPIXに通わせる親御さんだったら、わかっていただけると思うんですが、SAPIXには算数基礎トレーニングというドリルがあります。
略して「基礎トレ」。
この基礎トレ、毎日1ページづつこなしていく形式のドリル問題集です。1ページあたりに必要な時間の目安は10分から15分だそうです。
聞くと簡単そうに思えますが、これを毎日こなすのがなかなかに大変。ついつい溜まっちゃう。なんて家庭も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、そんなSAPIXの基礎トレを毎日こつこつこなしていく学習法を紹介します。
お子さんの学習の習慣づけに苦労している親御さんの参考になったら幸いです。
はじめに
子供の学習習慣の重要性について少し紹介します。
こちらの動画、参考になるのでぜひ一度見てみてください。
大人向けに勉強方法を紹介している動画ですが、子供の勉強のやり方にも参考になると思います。
ざっくり要約すると…
繰り返し読むこと、マーカーで印をつけることは学習・記憶にあまり役にたたない。
アクティブリコール・反復反復など繰り返しアウトプットすることは非常に効果が高い。
という内容です。
つまり、何度も何度も思い出そうとがんばり、繰り返しアウトプット(書く)する学習は学習効果が極めて高いという内容。
SAPIXの基礎トレは、まさにそれを実践する内容の計算問題集・ドリルです。同じ内容で数値が異なる問題を毎日毎日繰り返し解いていきます。
学習効果が低いはずがありません。
実際、合格体験記で筑駒・開成・武蔵・麻布といった難関校に合格した子供たちが、「基礎トレ大事」と繰り返し述べています。
障害の克服: 毎日のルーティンを確立する
そこで、我が家では基礎トレを毎日こなすための学習スケジュールを決めています。
といっても、やりた方はすごくシンプル。朝起きたらまず基礎トレを一日分やるだけ。
どんなことがあっても、毎朝起きたら基礎トレです。土曜も日曜も祝日も同じです。
ルーティンをつくるには、この「毎日」というのがとても重要。「日曜日は…」とかなんとか例外を作らないことで、習慣化しちゃいます。
ゲーム化して楽しく学習する
あと、我が家ではこんなエクセルシートを作って、毎日の結果を記録するようにしています。
たったこれだけのことですが、子供は毎日ちょっとずつ表を埋めていくのが楽しいみたいです。
しかも毎日「100点」を記入できるようにがんばるので集中力も高まります。
学習環境の整備
あとは、我が家では基礎トレは朝一番にやると言いましたが、これにはもう一つ理由があります。
朝一番、まだ妹(5歳)とかお母さんが起きてくる前の静かな時間に取り組めるようにするため。
我が家はリビング学習なので、家族が生活しているとどうしても集中力がそがれちゃうんですよね。
だから早起きして朝一番のしずかな時間に取り組む。そう決めています。
親子で取り組む: 子供のモチベーションを高める
とはいえ、なかなか習慣化できない子もいると思います。
うちもそうでした。
なので、最初のころは僕も毎朝一緒に基礎トレをやるようにしていました。
今日やるページを2枚コピーして、「せーの」で二人一緒に解くんです。
息子は僕に負けまいと、一生懸命がんばります。僕も手加減せずに全力で解きます。
最初のころは、もちろん僕が圧倒的に早くとき終わるし、間違いも少ない。
だけど、毎日競争しているうちにだんだんと息子の解くスピードがあがってきました。
そうこうしているうちに(4ヶ月くらい毎朝競争してました 笑)、とうとう息子が、「お父さんなしでもいいかも」と言い出しました。
息子の成長を感じて嬉しいような、寂しいような気分でしたが、今ではすっかり毎朝一人で基礎トレをやれるようになりました。
その結果というわけかわかりませんが、SAPIXの5月度マンスリー確認テストでの算数の偏差値は65.3。
![](https://jukenlife.com/wp-content/uploads/2023/06/image-1024x533.png)
もちろんまだまだ上には上がいるんですが、こうしてちょっとずつ結果がでるのは嬉しいものです。
結論とまとめ
さて、今日はSapixの基礎トレを毎日こなすためのポイント・勉強法と、基礎トレを毎日やった効果を紹介しました。
毎日コツコツと同じことを繰り返すのはつらいけど、やったらやったぶんだけ結果がでるのが勉強です。
一人で学習習慣をつくるのが難しい子供は、ゲーム感覚で競争して習慣化してみると良いかもしれません。
参考情報
下のリンクから、他の中学受験ブログ・サピックス関連情報・2026年受験関連情報もぜひチェックしてみてください!